正社員よりも派遣社員の方がメリットがある2つの理由とは?

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Yahoo!知恵袋で次のような質問があったのですが、回答しようと思ったら文字数制限で回答できませんでしたので、こちらに全文を掲載します。

<ご質問の内容>

現在、転職を考えており、ITのインフラ系やシステムエンジニアをしてみたいと考えておりますが、自社に常駐するのではなく出向先に勤務する派遣のような勤務体系について、将来不安に感じています。

何社か面接をして頂き、内定を貰えたのですが、どこも『特定派遣』という勤務形態になるようです。

形式上は正社員だけれども、派遣社員として出向先で勤務するため帰属意識が余り持てず、何よりプロジェクトが終わった後は、再度別な出向先での面接があり、しかもプロジェクトに入ることができなければ待機期間となり、給料が出なくなったり、数万近く減給になったりすると聞きました。

大変興味がある業界なのですが、数年後の将来を考えると非常に怖いと感じてしまいました。

『正社員と言うけれど、結局派遣でしかないのでは?』

と思えてしまいます。

このような形態で働いている方はどんな気持ちで働かれているのでしょうか?
また、将来の不安はないのでしょうか?

一般的に正社員として会社の中の同じ場所で仕事をする場合、同期や社内の仲間が出来、仮に転勤があってもその会社のためにやっている、その会社で働いていると言う帰属意識が芽生えると思いますが、派遣だと取り敢えずお金稼ごう、バイトしようといったイメージを持ってしまいます。

また、プロジェクトが終わり、次のプロジェクトに入れなければ自主退職になるかと思いますが、

『こんなことを続けていたら40歳以上になったらもう働けないんじゃないのか?』

など不安が尽きません。

もちろん技術職なので、そうならないように手に職をつけなくてはいけないことはわかりますが、折角頑張っても出向先の意向で打ち切りや業務終了となる可能性があるのであれば、日々ビクビクしながら、派遣先の顔色を伺って仕事しなくてはならないのでは? と感じます。

何度もプロジェクトが変われば、また出向先での面接。これはある意味その都度転職活動しているようなもので、不安にならないのか?など疑問があります。

実際この業務に就いている方は、将来をどの様に考えて仕事されているのでしょうか?

独立や起業を考えていらっしゃるのでしょうか?

この業界で仕事をしていきたいと考えていますが、将来の不安とやりたい気持ちの葛藤で悩んでます。ご回答お願い致します。

<平城からの回答>

私は4年半サラリーマンエンジニアを経験して独立した平城寿と申します。
文章を拝見していると、『派遣よりも正社員の方がいい』ということが根底にあるようです。

従来は確かにそうだったのですが、今は状況が変わってきています。

派遣社員のメリットとしては以下の2つがあると思います。

1)手取り額が上がる

会社が福利厚生や社会保険をかけなくて良くなるので、派遣社員として貰える手取り額は正社員時代よりも増えます。正社員時代の2倍程度もらっている方もいます。
もう15年ぐらい前になりますが、私も25歳で派遣社員をやっていましたが、ベースが月額40万円でした。残業代も含めると、年間480万円。これに残業代がプラスされます。

同年齢の正社員ではこのような給料はもらえませんから、悪くないことだと思います。

ただし、正社員の場合会社が厚生年金を積み立ててくれていたり、健康保険料を払ってくれたりしますが、それは自分で払っていく必要があるので、実質的に手元に残るのがどうか?

という疑問もあるかと思いますが、自分でコントロールできる幅が広がりますので、節税がしやすくなり結局手元に多くのお金を残すことができるようになります。

2)自分が希望するプロジェクトにつきやすい

会社には会社の都合がありますから、必ずしも自分が希望する分野に携わることができるわけではありませんし、最先端の技術を扱うようなプロジェクトは、人気もあるのでなかなか携わることができません。
私もERPに携わりたくて大手ITコンサルティング会社に転職した経験がありますが、そこでの3年間はひたすらLotus Notesというレガシーシステムの運用のプロジェクトでした。
最も、ここでは技術以外の沢山の学びがありましたが。
もともと派遣社員よりも会社の方が『安定』『安心』というイメージがありますが、今はそうでもありません。
正社員であってもプロジェクト単位でチームを作り、プロジェクトが終わったら解散する、という形式が増えているので、仕事ができる人に仕事が集まるようになり、逆に『社内失業』と言われる人も出てきています。
派遣社員であれば即戦力は求められますが最終的には自分の判断で参加するプロジェクトを選択できますので、私は正社員よりも派遣社員の方が選択肢が広いと考えています。

まとめ

以上の2点より、私はまず新卒の頃に正社員として一定のスキルと経験を身につけた後は、ある程度の段階で派遣社員となり、手元にお金を残しつつスキルと経験を磨く道の方が良いと考えています。

『派遣は所詮使い捨てだ!』

という言葉が聞こえてきそうですが、私の経験上、仕事で高いパフォーマンスを発揮していれば派遣だろうがなんだろうが引く手数多となり、仕事はどんどんやってくるものですので、そこは安心してくださいね。

また、ITエンジニアとしての人生を考えた場合、50代や60代はどうするのか?
どのようにして定年を迎えるのか?

という不安もあると思いますが、『会社に依存したくない』という前提であれば、こちらの『ITエンジニアが独立してうまくいくための4つのステップ』が参考になるかと思いますので合わせて読んでみてください。

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